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ハンドボール女子 [スポーツ]

先日偶然にザッピングをしていたテレビで女子ハンドボール大会の日韓戦を見た。なにしろ世界一の実力を誇る韓国チームに対しては、日本チームは10回に1回しか勝てない状況であるにも拘わらず、このときは日本チームが快勝していた。やるなあ、と思ってそのまま見ていたら、日本チームの監督は韓国人であった。クゲ・イゴヤ。韓国人監督を招いて、韓国に勝った。これがいい。
外国人の監督などを招聘すると、その祖国と闘うときに手抜きをするのではとかいう心配するむきもあるようだが、まったく事実は逆だろうと思う。監督は自身の祖国チームと闘うときに一番力が入るのではないだろうか。
理由は簡単である。監督業は個人自営業のようなものだ。弱いチームを強化して、ステップアップしていく。そしてその最終的な目標は、なにはともあれ祖国のナショナルチーム監督だろう。そのために重要なことは、現在のチームが祖国のチームに勝って自分の実力を祖国にアピールすることが不可欠だ。そこで他国チームよりより必死に祖国チーム攻略に力をつくすことになる。
この傾向がもっと広がればいい。サッカーも優秀な韓国人監督を招聘すればいいのに。
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三国 [歴史]

朝鮮の歴史は前・後併せて、高句麗・新羅・百済の三国時代が長かった。そのためか、現代にもその影響は残っているようだ。
韓国の選挙では出身地が大きなウエイトを持ち、出身地ではそこの票をほぼ独占できるが、他の地域での得票はほぼ見込めないと仄聞した。日本における強度びいきとはレベルが違うようだ。全羅道の人々に対しては、日本人の血が入っていると、差別めいたこともあると聞いたことがある。確かに百済と倭国との友好関係は、調べてみると私の想像以上に密接だった。
そこで誤解を恐れず、はたまた確実な根拠のないままの推論を述べるが、民主化のきっかけになった1980年の光州事件(義挙)はどうしてソウルではなく、光州という小都市で起こったのだろうか。これまで疑問にも思わなかったが、この三国時代を勘案すると、こう言えないか。光州市は全羅道にある。全羅道とは旧百済の統治地帯だ。そしてその結果、大統領に当選した金大中氏は全羅道出身だ。すなわち百済の復権・・・。
現代史の必然や経緯を無視するつもりはない。ただ根強い分国時代の影響もあるのではないかと思うのだ。
そこでさらに暴論を述べると、北朝鮮とは高句麗ではないのか。もちろん分断国家にした犯人はアメリカとソ連という超大国のエゴだが、わたしがソ連の工作員だったら、北に入ってこういう。
お前たちは由緒ある高句麗の末裔だろう。新羅や百済のような南のやつに建国させていいのか。朝鮮の歴史は高句麗の建国から実質始まったのだ。お前たちが建国しないでどうする。
という具合だ。少なくとも社会主義云々は建前にすぎないことは確実なような気がする。

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草薙剛氏の逮捕について [社会]

草薙剛氏の公然わいせつ罪での逮捕と報道について憤懣やり方ない。
まず深夜の公園という誰も見ていないところで裸になって、何か「公然」なのか。氏は逮捕時に「裸になって何が悪い」と言ったと伝えられているが、その通りで、人の見ていないところで裸になって逮捕されるなら、日本人は風呂にも入れない。警官に反抗したとも伝えられているが、それなら公務執行妨害で、名誉を毀損するハレンチ罪を押し付けるいわれは何もない。どう考えてもこれは泥酔者として保護するべき状況であったろう。この程度の失敗を若いときにやらなかった大人を探すのは難しい。
加えてマス・メディアの対応は最低の一言だ。警察発表を鵜呑みにして、魔女狩りのような報道で氏の名誉を著しく傷つけたばかりか、警察の過剰対応への批判などの社会的視点も欠き、サリン事件で河野さんを犯人にしたてた放送の反省もまるでない。あまつさえ一社でも違う視点で報道する社があれば救いもあったが、相変わらずのみんなでわたれば怖くないとの横並び報道である。また人気とりのためにこれを唾棄するような批判コメントを出した国務大臣までいて、マス・メディアと政治家の未熟さだけを示した。
これについては国民の方が冷静だったようで、それを察したマス・メディアは翌日から何もなかったかのように報道姿勢を変え、その変化についての説明はない。当の政治家は発言を訂正した。この無節操ぶりや思慮のなさは一体なんなのだろう。

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日韓対決 [スポーツ]

ご案内のごとくWBCの決勝戦は日韓対決になり、日本代表が優勝した。確かに良い試合で、実力的にはどちらが勝っても不思議ではない白熱戦であった。
この韓国の敗因を韓国チームの監督が、イチローを敬遠しなかったことで、敬遠のサインが選手にうまく伝わらなかったと述べているが、このコメントには一部隠されているところがある気がする。
要するに、監督、バッテリー、選手ともに、日本の野球の象徴でもあり、一人で韓国国内選手の全年棒以上を稼ぐイチローから逃げたくなかったのではないだろうか。彼をつぶさないと本当に日本に勝ったことにならないというべき対決心。もしイチローから逃げて負けたとしたら、また国内で非難が沸き起こることを恐れたか。
本来、敬遠など戦術のひとつにすぎない。敬遠したとしても、別に逃げたたり堂々と闘っていないということにはならない。しかし、それを逃げたくないからと感情的になってしまったこと。このこと自体が問題ではないのだろうか。しかしその分日本側は助かった。
韓国野球は充分強い。他のスポーツでもオリンピックなどで日本を凌駕しているとさえいえる。しかしそこにむき出しの感情論を入れるとむしろ自らの敗因になりかねないことを今回の対決は示した気がする。

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ライバル韓国 [日韓関係]

WBCは緒戦の日本の大勝で、うれしいもののこれでいけるのか、と思ったとたん、一位決定戦では一敗。やはり韓国は強かった。負けはしたものの、素人目にはあちらは投手がよかったし、こちらは守備でなかなかいいところを見せてくれたので、試合としては緊張感があってよかった。これがこれからも日韓戦となるのだろう。
普段は野球など見ないので、まったくの素人考えだが、日本代表は日本キラーといわれるキン・クァンヒョンに絞って徹底的に分析、攻略の対策を立てたのではないだろうか。緒戦のコールドはこの投手から8点の大量得点をとったところから始まっている。あとは動揺した相手をお祭りムードで押し切った。第二戦はそれが通用しなかった。本来この拮抗した試合結果が両者の実力を示している。つぎは勝ってもらいたい。
ちなみに大手新聞社のサイトをこのために覗いたところ、いまだに韓国人名を漢字表記している。アサヒコムにいたっては読み方のルビさえない。これはどうだろう。漢字表記できない人名も出てきているし、何よりも名前を原語で呼べない情報に意味があるのだろうか。

タグ:WBA
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WBC強い韓国 [スポーツ]

これから始まるWBCでも韓国は強そうだ。日本は五輪でも負けた。女子ソフトボールがアルバイトをしながらの選手生活で金メダルを獲得したのに比べて、選手村ではなく一流ホテルに泊まって、高いギャランティを獲っている日本のプロ野球選手がふがいなかったのは記憶に新しい。なおかつ他の競技を含む総合メダル数でも韓国に負けた。
もう一度確認しておきたいが、あちらの人口は日本の3分の1強の4300万人で、かつ分断国家で恒常的戦時下にある。そういう国に負けるのは情けない。あるいは韓国ががんばっているというべきか。
スポーツにはあまりくわしくないので、誤解があれば申し訳ないが、ほかの分野、たとえば技能オリンピックなどでも今はあまり日本の活躍は聞かない。

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タッチャ [韓国ドラマ]

ファンタスティック・カップルでも、花札の場面でサンシルにチャン・チョルスが「ナ・タッチャ」(名人・いかさま師ー達者の読みか)と何度も繰り返すのを不自然に思っていたのだが、ハン・イェッスル氏が「タッチャ」というドラマに出ていることからだと最近分かって溜飲が降りた。
また、チョ・アンナが社員がやっている花札の寺銭を聞いて、サンシルのときにやっていたよりも200ウオン高いことを、微妙な表情で悔しがる場面がある。なににしろ負けるのが嫌なのだ。
この花札は宣教師が日本に持ち込んだトランプに源流があるようで、その後何度となく禁制を受けるたびに絵柄を変え、大正時代に現在の絵柄に落ち着いたようだ。桐の赤に任天堂の商標が刷り込んであるところから、この商標権は任天堂がもっているらしい。
占領時代朝鮮にもちこまれた花札は、あちらの人のこのみにあったのか、日本より韓国の方がずっと盛んになった。ドラマにも多くでてくる。ともかく要するに家族で遊ぶには、ばかっぱなは単純なルールで子供でも参加できる。そうした状況が日本からなくなったということではないのだろうか。

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漢字復活論議の行方 [ことば]

またまた漢字復活論議が韓国で起こっているようだ。若い世代はハングルしか見たことがないかもしれないが、国語表記がハングルに統一されたのは1948年、わずが60年ほど前にしかすぎない。その後何度となく漢字復活論議があったが、もともと日本統治時代に漢字を使用していたことや、中国による古代からの冊封体制への不満といったナショナリズムからハングル一本に統一したのだから、なかなか事情は複雑だ。
例えば日本語だったら、かな表記だけで文章が作れるかといったらまず不可能に近い。ハングルと違って音素が少ないので、同音異語がたくさんできて解読するには文脈に依存した意味を推測しながら読むという非常にしんどい話になってしまう。しかし、ハングルは音素が多く、また漢語を原語とすることばも漢字と同じ語数で書くことができるので、なんとかハングル一本でも通用しているようだ。
ハングルが作られたのは、元来漢字の読み書きが出来るか否かが、支配者階級と被支配者階級を分けていたので、それを打破する意味もあったのだと思う。昔の日本も事情は同じだった。ところが最近ドラマを見ていたら「これを漢字で書けるか」などと相手の教養をそれで計る場面など出てきた。入社試験に出すこともあるらしい。今度は現代の勝ち組と負け組みを分けるのが漢字だというふうにならなければよいが。

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女人天下 [韓国ドラマ]

ヤフー配信の「女人天下」がようやく最終回を迎えた。ようやくというのは、実に150話、一週間に一度として3年、ヤフーは連日配信で、これを観て寝るのが習慣だったが、それにしても半年に少し足りないほど。一回も見落とすことなく観続けた。ほんとうに閑をみずから披露しているようで恥かしい。しかしだからといって、面白かったわけではない。ただ慣習になっていただけだといえばいいのだろうか。
話は中宗の正室、文成皇后の朝廷におけるサバイバルと権力を握るまでの過程だが、主役はこの皇后に仕える平民階級のナンジョンという女性の活躍だが、この人物はどうやら実在したようで、朝鮮三大悪女として伝えられているらしい。
ところがこのナンジョンのキャラクターが中途半端なのだ。ピカレスクドラマなのだろうが、悪人としての美学が一向に見えてこない。悪事とか、自分が悪人であることを自己認識するのは結構しんどいことで、ほとんどの人は悪を犯しても、自分の中で言いわけをする。結局みんな善人になりたいのだ。極々少数の人が自分が悪人であることを知っている。だからこそそこにドラマもあるし、独特の美学も生まれる。ところがこのナンジョンは自分の野望のために人が死んだりするとおろおろするし、悪を犯しながらそれを怖がったりしている。それぐらいならやらなければいいじゃないかと、こちらとしては思ってしまう。このナンジョンの夫のユンというキャラもわからない。いつもナンジョンの言うままに訳もわからずしたがっている主体性なき人物なのだが、ときおり立派な口上を述べたりする。自分で考えていない人物にはとても無理なセリフだと思うのだが。さんざん観ておいてなんだが、まとにかく3年も放送するドラマではないだろう。

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ファンタスティック・カップル考6(都会と田舎の相克) [韓国ドラマ]

このドラマの舞台がナンヘというリゾート地に設定してあることは偶然ではない。リゾート地とは唯一と田舎と都会と交じり合う場所なのだ。そしてこのドラマはその相克を描いている。注意して聞いていると挿入曲も同じものでありながら、ポップス調と演歌調の二つのバージョンがあることがわかる。もちろんポップス調は都会を、演歌調は田舎を象徴する。
登場人物を整理すると以下のようになるかと思う。
新規画像14.jpgコッタバル(ユギョン)はクールで計算高い都会派に属し、コン室長は都会に巣くいながら、ケジュアジュマとの初恋の思い出から結局は田舎派にもどる。もちろんチョ・アンナは記憶喪失という異常事態から、この間をカッタワッタするのだが、結局チャン・チョルスのプロポーズを受け入れることで、田舎に糾合される結果となっている。最終的に田舎が勝利し、都会的な価値観への決別が宣言されるのだ。

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タグ:田舎 都会
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ファンタスティック・カップル考5(チン遊び) [韓国ドラマ]

作品中で何度か登場する「チンゲーム」。凍れとタッチされたら、チンとタッチ(電子レンジのイメージだと思うが)されるまでは動けない。韓国の子供たちの中で本当にこうした遊びがあるのかどうかわからないが、以下の場面が初出である。

子供に凍らされほったらかしにされたカンジャにサンシルはとっとと家に帰れというのだが、ルールをないがしろにしては遊びは面白くない。これだけでも充分楽しいと思って見ていたら、最終話の見せ場の伏線だった。記憶が戻り、自宅に帰ったチョ・アンナも、サンシルが既婚だと知ったチャン・チョルスも動けなくなってしまう。二人とも凍ってしまうのだ。そこでサンシルを溶かそうと、カンジャがチンしてやる。村中に響きわたる「テーン」の声。しかしサンシルは溶けない。

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タグ:チン
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フォンタスティック・カップル考4(キャラ) [韓国ドラマ]

このドラマにはさまざまな魅力あるキャラクターが登場する。コン室長やケジュアジュマもいい。ケジュアジュマは一体どれだけの仕事をもっているのか、忙しい身である。チャン・チョルスも悪くない。サンシルワールドが始まると、演技を押さえるオ・ジホにも好感がもてる。しかしなんといっても嚆矢は、カンジャであろう。
この役者さんの名前も知らないが、なんだかミュージカルの舞台俳優だったらしい。みごとなはまり役といってもいい。このドラマは彼女なしでは泡の抜けたビールになってしまったろう。しかしこれだけはまると、役者にとっては痛し痒しだろう。この方はこの後うれたらしいが、やはりカンジャ的な役を要求されるようだ。それはそうだろう。わたしも彼女を見るとカンジャが見たくなる。
カンジャは、「ついてくるな」、「ともだちじゃない」というサンシルの後を、しつこく追いかけまわす。それには理由がある。カンジャにとってともに常識を超えてくれるチングを初めて見つけたのだから。それはもう、多少嫌われるぐらいで諦めるわけにはいかない。一生の親友を得られるか否かの瀬戸際なのだから。

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タグ:カンジャ
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ファンタスティック・カップル考3(脚本の深層) [人生を教える]

もしあなたが子供にチャジャメンをねだられて、食べに出かけたとする。ところがその道々、子供たちが顔見知りのおねいさんに会うと、おねいさんは、ピザをおごる、と言う。あたらしもの好きの子供は、あなたに背をむけ、おねいさんについていってしまう。気の抜けたあなたは一人でチャジャメンを食べる気も失せ、持ち帰りにして家で食べることにした。一方子供たちをひきつれたおねいさんは、今日の約束を思いだして、今度かならずおごるからね、と友人と行ってしまう。しかたなく帰宅した子供たちは、あなたにおねいさんに裏切られたからチャジャメンが食べたいと訴える。
さてあなたならどうするか。
わたしを含めて子供に甘い日本や韓国の親なら、自分を分を与えても子供に食べさせる人が多いのではないだろうか。ところがサンシルは以下のシーンのように拒否する。

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タグ:脚本
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日韓の違い [民族性]

日韓の国民性を比較して、ある人が7割がた共通だと書いていたが、私もそんなものだと思う。名古屋人や大阪人なら8割がた共通するといってもいいかも知れない。しかし残りの2~3割の彼我の違いとはなんであろう。
もっとも大きい違いはやはり「サラン」(愛)だろうと思う。あちらには愛があり、こちらには愛はない。あれだけ恋愛ドラマを多く作りながら、韓国は離婚率世界一であることをおかしいという人もいるが、これはまったく矛盾ではない。愛が重要だからそれがなくなれば態度をはっきり決める。われわれのように妥協はしない。愛があるから離婚は増える。
日本には愛はない。あっても借り物であり、その意味をわれわれは知らない。「愛」とは外来語だから、日本本来の大和言葉に似た概念を探すと、「ほれる」という語の古語「ほる」がある。これは情熱で自分の心が空洞になってしまう状態をいう。{放る、ほうける」などが類語と推測される。また和歌の世界では、相手に打ち明けない恋「忍ぶ恋」が至上のものとされる。これに共通することは、主体は自分の心情であって、相手ではないということだ。日本人の恋愛感情では相手を重要視しない。
しかし、愛は違う。相手こそ重要なのであって、打ち明けない恋など恋の名に値しない。だから相手を選択し、限定し、そして守るのだ。韓国人はチッキョ(守る)という言葉が好きなようだが、これもここから派生している問題だろうと思う。

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タグ:サラン

ファンタスティック・カップル考2(言語) [韓国ドラマ]

このドラマがさまざまな流行語を生み出したことは、韓国のサイトを見るまでもなく、想像に難くない。コラージハゴヌン(かっこうといったらー最低ねー)というフレーズは形にこだわるいかにもサンシルらしいもので、実際には相手に使った場合どれほど失礼にあたるのかはわからないが、使ってみたい。
実はこのフレーズより面白いことは、このヒロインはたった一度でも「オッパ」と言わないことだ。韓国のドラマでこれは珍しい。確かにこのキャラクターでは男に媚を売るような言葉は使えないだろうが、それにしても他に類を見ない。
他にも忘れられないのが、ケ(犬)だ。コッスンという名の飼い犬が出てくるのだが、これを、イバ・ケと呼ぶ。どこの世界に野良ならともかく飼い犬を「おい犬」と呼ぶ人がいるだろうか。もしこれも流行語になったのなら、韓国の犬は相当戸惑ったのではないだろうか。

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ファンタスティック・カップル考1(演出) [韓国ドラマ]

ファンタスティック・カップルというドラマにはまっている。このドラマはいわゆる韓流ドラマとは異なるレベルにある。いわば韓国で生まれた世界的に秀逸なコメディドラマといった方がいい。何か秀逸かというと、演出・脚本・キャスティングに集約できるだろう。
とりわけこの演出は、他に類を見ない手法を採っていて見るたびに発見がある。これほどほめながら演出家が誰なのかも知らないのだが、その後作られた韓国ドラマをみると、明らかにこの演出の剽窃や影響が見てとれる。また、失礼ながら、演技力ではもうひとつだったハン・イェッスルさんをいきなり演技派に転向させてしまった手腕も賞賛に値する。以下の氏のさまざまな場面でも、このFCは群を抜いてキャラがたっていることが分かる。

原作はハリウッドらしいし、記憶喪失といった手垢にまみれた題材を使っていながら、ドラマを新鮮にしたのも並の演出力ではない。一例を挙げると、このドラマは通常の連続ドラマのように来週に興味を引っ張るために、謎を残して終わらない。その回のエピソードの結末は一応つけて終わる。ただそれだけでは来週に引っ張れないので、そこから2、3の会話で新しい関心を引く。とりわけ14話の終わり方は見事で、主人公が記憶を取り戻した水中撮影のアップで終了させ、毎回ある予告編等をすべて抜いて一切の余韻を残さない。本当はCMも抜いて終わりたかったのだろうが、それはさすがに無理であったかもしれない。

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もう一度だけ [慣習]

ドラマなどを見ていると、よく「もう一度だけ許して」とか「もう一度だけ待って」とか、サチオッチャに頼んでいるシーンがでてくる。この粘りには感心する。「もう一度」というのだから、すでに何度かやっているにも拘わらず、まだ粘ろうというだから。これに比べると日本人は淡白だと思う。
日韓交渉の折りなどには、これを逆に利用してみてはどうか。韓国政府に対して「ね、もう一度だけ眼をつむって」とか。駄目か。
しかし、「もう一度だけね」と言って、そのあとにチェジュさんなどが、「オーン」と甘く続けられたら、認めるしかないだろう。タシ ハンボンマン トアジュセヨ オーン。
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シンデレラドラマ [韓国ドラマ]

韓国ドラマを見ていると、シンデレラ現象、あるいは玉の輿(逆玉)がストーリーの基本になっているものが多い。これはあまり好ましい現象ではない。なぜなら社会が固く構築された階層で成り立っていることを示しているからだ。そうした社会では婚姻によってしかエグゼクティブの仲間入りを果たすことができない。裸一貫で成りあがる話にはリアリティがない。
韓国は家を守る意識が強く、そのために株式会社でさえ経営者は長子相続といった感覚が強いようだ。やたらと若い社長などがドラマに登場するのも、そうした背景があるものと思われる。

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タグ:玉の輿
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チベット・ビルマ語源説 [ことば]

日本語のルーツは北のチベット語、南のビルマ(ミャンマー)語にあり、両者が日本で統合されたという、かなり有力な仮説がある。
むかし、仏典の研究のためにチベット語をかじったが、インドのデーバナーガリーを手本として作った文字や単語はまったく別物といえ、文法はほとんど日本語と同じ膠着語の性質をもっていることに驚いた。仏教学者は散逸したサンスクリットの原典を、漢文とは違って直訳をしたチベット仏典を重視するが、読みやすさも基本的に印欧語に属するサンスクリットより数倍する。ビルマ語はまったく知らないが、チベット語は日本語の語源と考えても無理はないだろうと思う。このチベット語より更に近いのがハングルだ。
ハングルも日本語も多くの単語を中国語から受け入れているが、文法的には中国語はまったく違う種類に属する。ハングルは文法のみならず、慣用語の作り方まで日本語と似通っている。たとえば、日本語では試みに何かをする場合「~してみる」というが、ハングルでもまったく同一の言い方をする。他にも「~しれない」「~しかない」というような表現も同一なので、ほとんどが頭に浮かぶ日本語を語順をそのままハングルに変換するだけで表現できる。
チベット・朝鮮・日本の地理関係を考えれば、チベットから朝鮮を経由して日本に伝えられたと素人の推測ができる。

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洗濯 [慣習]

よく韓国ドラマを見ていると、洗濯物を足でふみつけて洗うシーンが出てくる。事情を知らないと、韓国では洗濯機が普及していないのかと思う人もいるようだ。洗濯機はもちろん普及している。がしかし汚れを徹底的に落とすことにこだわっているのが理由らしい。踏みつけて洗って、それから洗濯機を使うなどと二重の作業をする人もいるらしい。
実は昔となりに住んでいた在日の人に、白い選択物を白くするために洗濯物を煮るということをおふくろは教えてもらい、しばらく我が家でもやっていた。石鹸のない時代から灰汁につけたあとこうして煮て、白くすることを昔から韓国ではやってきたらしい。どうも日本人の方が清潔好きかと思ったが、あちらのほうがまだ上だ。
最近ではこれを自動化した煮沸洗濯機なるものがあるらしい。煮沸と洗濯を同時に行える世界でもこの国にしかないと思われる家電である。

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