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パッチギはでき過ぎ、続編は? [文化]

20050131.jpg映画「パッチギ」は前記した「イムジン河」のたどった経緯から作られたが、その中では事実と架空が交錯している。バス横転事件、難波ホープ会など実在した事件やグループであったし、イムジン河の放送シーンで、監督は「東芝レコード」という実名まで出して、登場人物にこの曲の実情を語らせている。東芝にとっては決して名誉な話ではないだろうからこの監督の決意が伝わってくる。実際は各種の映画賞を取った監督の勝ちという結果になったのだろうが、ヒットしなければ、かなり彼にとっては不利になる賭けであったろう。
ともかく、でき過ぎである。上記のような事実がこの映画に厚みを与えた部分もあるだろうが、これほど優れた作品を作ってしまうと後が苦しい。すでに続編「パッチギ love&peace」がリリースされているが、見る勇気がない。この作品より劣っていたらと思うとイメージが壊れるのが怖いのだ。
ラストシーンで迎えにきたキョンジャに康介は「二人で一緒にやりたい」とハングルでいう。ハングルの動詞「ハダ」は日本語の「する」と同様に状況次第でいろんな意味にとれる。そのためにキャンジャに笑われるが、最後にこれを教えたチェドキは嘘を教えたわけではない。この映画はこの一言で終わる以外考えられない。二人とは日本と朝戦(韓国)を象徴しているのではないだろうか。ヨーロッパでも百年戦争をやった英仏がEUとして手を組んでいる。歴史は乗り越えられなければならない。トウリソ ハムケ ハゴシッポヨ。

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  • 発売日: 2007/05
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タグ:井筒監督
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