ＷＢＣ強い韓国

これから始まるＷＢＣでも韓国は強そうだ。日本は五輪でも負けた。女子ソフトボールがアルバイトをしながらの選手生活で金メダルを獲得したのに比べて、選手村ではなく一流ホテルに泊まって、高いギャランティを獲っている日本のプロ野球選手がふがいなかったのは記憶に新しい。なおかつ他の競技を含む総合メダル数でも韓国に負けた。
もう一度確認しておきたいが、あちらの人口は日本の３分の１強の４３００万人で、かつ分断国家で恒常的戦時下にある。そういう国に負けるのは情けない。あるいは韓国ががんばっているというべきか。
スポーツにはあまりくわしくないので、誤解があれば申し訳ないが、ほかの分野、たとえば技能オリンピックなどでも今はあまり日本の活躍は聞かない。

考えて見ると日本は敗戦国、韓国は戦勝国である。ところが戦後の状況はどうであったろうか。日本に居留した米軍は占領軍、あちらは友軍であったはずだが、それは建前、実態は韓国でも日本と同じように飢えた子供たちが米兵にチョコレートをねだり、女を身を売り、あまつさえあちらは、独立の喜びもつかのま、朝鮮戦争の泥沼でまたまた多くの命を落とし、その結果北は金日成の独裁、韓国は軍事独裁の暗い時代を生き抜いてきた。一方日本はその戦争の特需で、一人の戦死者も出さないまま経済成長の手がかりをつかんだのだ。韓国人が日本をなんとなく忌避する気持ちもわかる気がする。 それはともかく日本もがんばってもらいたい。外圧ではなく自分で自分の未来を決め、もう一度基本に立ち戻ってスポーツも仕事の熟練も考え直すときではないだろうか。