チョンゲチョン再生の信念 [社会]
昨年、大統領選挙に当選したイ・ミョンバク氏だが、その政治的立場には詳しくない。ただ彼がソウル市長時代に実現したチョンゲチョン(清蹊川)の再生プロジェクトに関しては評価されるべきだと思っている。東京の隅田川のように高速道路の下においやられ、まるで下水道のようになっていた川を市民の憩いの場として再生させた。このプロジェクトは並大抵のものではない。関連する問題は山積していることは容易に想像できる。氏は実にこのプロジェクトのために4000回の市民対話をもったそうだ。とにかく信念の人であることは確かなようだ。保守であろうと革新であろうと、特に日本の政治家に欠けているものがこれではないだろうか。
韓国経済は発展をとげ、大卒初任給は日本を追い抜いたとも言われている。しかし同時に格差もひろがり、エリートを別として就職できない若者も多い。また、会社経営に同属意識も強い。ドラマなどで会社経営者と普通の若者との恋愛が描かれるシンデレラ物語が多いのも。反面ではそうしたことがない限り、普通の人がハイソサエティの仲間入りを果たすことができない事情を反映しているのではなかろうか。イ・ミョンバク氏の課題は大きい。タシ イロナル スイッソ。
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