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闘う仏教教団 [宗教]

日本に仏教を伝えたのは朝鮮の僧侶だったが、その後の朝鮮の仏教は苦難の道をたどっている。現在はキリスト教とほぼ同じ国民の4分の1の信者を有する。そのためにクリスマスとお花祭り(釈迦誕生会)はどちらも国民の祝日になっている。ドラマなども宗教を扱うときには、拮抗するこの両者に配慮して作られている。
仏教は李王朝の中宗(あのチャングムに出てくる王さま)によって徹底的な弾圧を受け、寺は街中からすべて排除された。現代劇でもドラマで寺がでてくると必ず山中にあることを確認してほしい。これは李王朝が儒教を国教としたためであるが、ここらへんが日本と異なる。日本では儒教と仏教はとりわけ対立することなく並存したが、本来はこの二つの教えは水と油なのだ。例えば出家など儒教からすれば、最たる親不幸であり、不忠義である。原理からいえば並立する方が奇異なことなのだ。
ちなみに最近はあまり聞かないが、韓国の仏教教団の宗派争いは有名で、日本でもときおり報道されたりする。放水あり、殴り合いありの大騒動である。これをもって穏やかな日本の仏教を見習え、などという人がいるが、とんでもない。日本の仏教は檀家制度のもと食い扶持を保証され、何の布教も努力もしないで生き延びることのできる制度のなか堕落しているだけだ。闘うエネルギーさえない。金持ちけんかせずとのうのうと葬式仏教で惰眠をむさぼっている。もちろん殴り合いがいいとはいわないが、ここにも朝鮮民族特有のサランがあるのではないかと思う。妥協をしないのだ。だから儒教や他宗派と闘うことで自らの信仰の純粋性を確認する。ハングゲプルキョエソ サラニ イックナ?

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