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チベット・ビルマ語源説 [ことば]

日本語のルーツは北のチベット語、南のビルマ(ミャンマー)語にあり、両者が日本で統合されたという、かなり有力な仮説がある。
むかし、仏典の研究のためにチベット語をかじったが、インドのデーバナーガリーを手本として作った文字や単語はまったく別物といえ、文法はほとんど日本語と同じ膠着語の性質をもっていることに驚いた。仏教学者は散逸したサンスクリットの原典を、漢文とは違って直訳をしたチベット仏典を重視するが、読みやすさも基本的に印欧語に属するサンスクリットより数倍する。ビルマ語はまったく知らないが、チベット語は日本語の語源と考えても無理はないだろうと思う。このチベット語より更に近いのがハングルだ。
ハングルも日本語も多くの単語を中国語から受け入れているが、文法的には中国語はまったく違う種類に属する。ハングルは文法のみならず、慣用語の作り方まで日本語と似通っている。たとえば、日本語では試みに何かをする場合「~してみる」というが、ハングルでもまったく同一の言い方をする。他にも「~しれない」「~しかない」というような表現も同一なので、ほとんどが頭に浮かぶ日本語を語順をそのままハングルに変換するだけで表現できる。
チベット・朝鮮・日本の地理関係を考えれば、チベットから朝鮮を経由して日本に伝えられたと素人の推測ができる。
日本語のできる韓国人が多いのも、占領政策のせいばかりとは言えないようだ。相互に覚えやすいのだ。ただ、韓国人は日本語の読みの複雑さに、日本人はハングルの複雑な発音に戸惑うだろうが。
学校で何かを教えてもらわなかったと不満をもったことはない。学校はその程度のものだと思っているからだ。しかし、こんな日本語に近い言語があることをどうして50過ぎまで知らないでいたのだろうか。もっとも近い外国の言語がこうしたものであることを常識として教えることができず、英語だけが外国語だと強制している学校教育を、ふがいなく思う。ウリマルル タシセンガッケポジャ。

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