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シンデレラドラマ [韓国ドラマ]

韓国ドラマを見ていると、シンデレラ現象、あるいは玉の輿(逆玉)がストーリーの基本になっているものが多い。これはあまり好ましい現象ではない。なぜなら社会が固く構築された階層で成り立っていることを示しているからだ。そうした社会では婚姻によってしかエグゼクティブの仲間入りを果たすことができない。裸一貫で成りあがる話にはリアリティがない。
韓国は家を守る意識が強く、そのために株式会社でさえ経営者は長子相続といった感覚が強いようだ。やたらと若い社長などがドラマに登場するのも、そうした背景があるものと思われる。
ところが最近日本でもこうした現象が起きている。高度成長期からバブルまでは、「おしん」に象徴されるような、社会の底辺からおのれの才覚で成りあがるドラマが多かったが、今ではそうしたストーリーはほとんどない。セレブというようなわけの分からない階層が最初から存在する前提でドラマが作られ、バラエティが作られている。政治家の世襲がほぼ6割に達し、芸能界でも二世タレントが幅をきかせ、第二の矢沢は現れてくれない。本来公平と底辺からの社会進出を保証するはずの大学受験制度も、東大合格者の親の多くが東大出身ということになると、社会は固定化してきたといわざるをえない。勝ち組と負け組が生まれたときから決まる。
ネチビ アンヂョアンデ サフェソ イギョス イッスカ。

タグ:玉の輿
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