SSブログ
韓国ドラマ ブログトップ
前の10件 | -

タッチャ [韓国ドラマ]

ファンタスティック・カップルでも、花札の場面でサンシルにチャン・チョルスが「ナ・タッチャ」(名人・いかさま師ー達者の読みか)と何度も繰り返すのを不自然に思っていたのだが、ハン・イェッスル氏が「タッチャ」というドラマに出ていることからだと最近分かって溜飲が降りた。
また、チョ・アンナが社員がやっている花札の寺銭を聞いて、サンシルのときにやっていたよりも200ウオン高いことを、微妙な表情で悔しがる場面がある。なににしろ負けるのが嫌なのだ。
この花札は宣教師が日本に持ち込んだトランプに源流があるようで、その後何度となく禁制を受けるたびに絵柄を変え、大正時代に現在の絵柄に落ち着いたようだ。桐の赤に任天堂の商標が刷り込んであるところから、この商標権は任天堂がもっているらしい。
占領時代朝鮮にもちこまれた花札は、あちらの人のこのみにあったのか、日本より韓国の方がずっと盛んになった。ドラマにも多くでてくる。ともかく要するに家族で遊ぶには、ばかっぱなは単純なルールで子供でも参加できる。そうした状況が日本からなくなったということではないのだろうか。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ゲーム

女人天下 [韓国ドラマ]

ヤフー配信の「女人天下」がようやく最終回を迎えた。ようやくというのは、実に150話、一週間に一度として3年、ヤフーは連日配信で、これを観て寝るのが習慣だったが、それにしても半年に少し足りないほど。一回も見落とすことなく観続けた。ほんとうに閑をみずから披露しているようで恥かしい。しかしだからといって、面白かったわけではない。ただ慣習になっていただけだといえばいいのだろうか。
話は中宗の正室、文成皇后の朝廷におけるサバイバルと権力を握るまでの過程だが、主役はこの皇后に仕える平民階級のナンジョンという女性の活躍だが、この人物はどうやら実在したようで、朝鮮三大悪女として伝えられているらしい。
ところがこのナンジョンのキャラクターが中途半端なのだ。ピカレスクドラマなのだろうが、悪人としての美学が一向に見えてこない。悪事とか、自分が悪人であることを自己認識するのは結構しんどいことで、ほとんどの人は悪を犯しても、自分の中で言いわけをする。結局みんな善人になりたいのだ。極々少数の人が自分が悪人であることを知っている。だからこそそこにドラマもあるし、独特の美学も生まれる。ところがこのナンジョンは自分の野望のために人が死んだりするとおろおろするし、悪を犯しながらそれを怖がったりしている。それぐらいならやらなければいいじゃないかと、こちらとしては思ってしまう。このナンジョンの夫のユンというキャラもわからない。いつもナンジョンの言うままに訳もわからずしたがっている主体性なき人物なのだが、ときおり立派な口上を述べたりする。自分で考えていない人物にはとても無理なセリフだと思うのだが。さんざん観ておいてなんだが、まとにかく3年も放送するドラマではないだろう。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

ファンタスティック・カップル考6(都会と田舎の相克) [韓国ドラマ]

このドラマの舞台がナンヘというリゾート地に設定してあることは偶然ではない。リゾート地とは唯一と田舎と都会と交じり合う場所なのだ。そしてこのドラマはその相克を描いている。注意して聞いていると挿入曲も同じものでありながら、ポップス調と演歌調の二つのバージョンがあることがわかる。もちろんポップス調は都会を、演歌調は田舎を象徴する。
登場人物を整理すると以下のようになるかと思う。
新規画像14.jpgコッタバル(ユギョン)はクールで計算高い都会派に属し、コン室長は都会に巣くいながら、ケジュアジュマとの初恋の思い出から結局は田舎派にもどる。もちろんチョ・アンナは記憶喪失という異常事態から、この間をカッタワッタするのだが、結局チャン・チョルスのプロポーズを受け入れることで、田舎に糾合される結果となっている。最終的に田舎が勝利し、都会的な価値観への決別が宣言されるのだ。

続きを読む


タグ:田舎 都会
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:動画

ファンタスティック・カップル考5(チン遊び) [韓国ドラマ]

作品中で何度か登場する「チンゲーム」。凍れとタッチされたら、チンとタッチ(電子レンジのイメージだと思うが)されるまでは動けない。韓国の子供たちの中で本当にこうした遊びがあるのかどうかわからないが、以下の場面が初出である。

子供に凍らされほったらかしにされたカンジャにサンシルはとっとと家に帰れというのだが、ルールをないがしろにしては遊びは面白くない。これだけでも充分楽しいと思って見ていたら、最終話の見せ場の伏線だった。記憶が戻り、自宅に帰ったチョ・アンナも、サンシルが既婚だと知ったチャン・チョルスも動けなくなってしまう。二人とも凍ってしまうのだ。そこでサンシルを溶かそうと、カンジャがチンしてやる。村中に響きわたる「テーン」の声。しかしサンシルは溶けない。

続きを読む


タグ:チン
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

フォンタスティック・カップル考4(キャラ) [韓国ドラマ]

このドラマにはさまざまな魅力あるキャラクターが登場する。コン室長やケジュアジュマもいい。ケジュアジュマは一体どれだけの仕事をもっているのか、忙しい身である。チャン・チョルスも悪くない。サンシルワールドが始まると、演技を押さえるオ・ジホにも好感がもてる。しかしなんといっても嚆矢は、カンジャであろう。
この役者さんの名前も知らないが、なんだかミュージカルの舞台俳優だったらしい。みごとなはまり役といってもいい。このドラマは彼女なしでは泡の抜けたビールになってしまったろう。しかしこれだけはまると、役者にとっては痛し痒しだろう。この方はこの後うれたらしいが、やはりカンジャ的な役を要求されるようだ。それはそうだろう。わたしも彼女を見るとカンジャが見たくなる。
カンジャは、「ついてくるな」、「ともだちじゃない」というサンシルの後を、しつこく追いかけまわす。それには理由がある。カンジャにとってともに常識を超えてくれるチングを初めて見つけたのだから。それはもう、多少嫌われるぐらいで諦めるわけにはいかない。一生の親友を得られるか否かの瀬戸際なのだから。

続きを読む


タグ:カンジャ
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

ファンタスティック・カップル考2(言語) [韓国ドラマ]

このドラマがさまざまな流行語を生み出したことは、韓国のサイトを見るまでもなく、想像に難くない。コラージハゴヌン(かっこうといったらー最低ねー)というフレーズは形にこだわるいかにもサンシルらしいもので、実際には相手に使った場合どれほど失礼にあたるのかはわからないが、使ってみたい。
実はこのフレーズより面白いことは、このヒロインはたった一度でも「オッパ」と言わないことだ。韓国のドラマでこれは珍しい。確かにこのキャラクターでは男に媚を売るような言葉は使えないだろうが、それにしても他に類を見ない。
他にも忘れられないのが、ケ(犬)だ。コッスンという名の飼い犬が出てくるのだが、これを、イバ・ケと呼ぶ。どこの世界に野良ならともかく飼い犬を「おい犬」と呼ぶ人がいるだろうか。もしこれも流行語になったのなら、韓国の犬は相当戸惑ったのではないだろうか。

続きを読む


ファンタスティック・カップル考1(演出) [韓国ドラマ]

ファンタスティック・カップルというドラマにはまっている。このドラマはいわゆる韓流ドラマとは異なるレベルにある。いわば韓国で生まれた世界的に秀逸なコメディドラマといった方がいい。何か秀逸かというと、演出・脚本・キャスティングに集約できるだろう。
とりわけこの演出は、他に類を見ない手法を採っていて見るたびに発見がある。これほどほめながら演出家が誰なのかも知らないのだが、その後作られた韓国ドラマをみると、明らかにこの演出の剽窃や影響が見てとれる。また、失礼ながら、演技力ではもうひとつだったハン・イェッスルさんをいきなり演技派に転向させてしまった手腕も賞賛に値する。以下の氏のさまざまな場面でも、このFCは群を抜いてキャラがたっていることが分かる。

原作はハリウッドらしいし、記憶喪失といった手垢にまみれた題材を使っていながら、ドラマを新鮮にしたのも並の演出力ではない。一例を挙げると、このドラマは通常の連続ドラマのように来週に興味を引っ張るために、謎を残して終わらない。その回のエピソードの結末は一応つけて終わる。ただそれだけでは来週に引っ張れないので、そこから2、3の会話で新しい関心を引く。とりわけ14話の終わり方は見事で、主人公が記憶を取り戻した水中撮影のアップで終了させ、毎回ある予告編等をすべて抜いて一切の余韻を残さない。本当はCMも抜いて終わりたかったのだろうが、それはさすがに無理であったかもしれない。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

シンデレラドラマ [韓国ドラマ]

韓国ドラマを見ていると、シンデレラ現象、あるいは玉の輿(逆玉)がストーリーの基本になっているものが多い。これはあまり好ましい現象ではない。なぜなら社会が固く構築された階層で成り立っていることを示しているからだ。そうした社会では婚姻によってしかエグゼクティブの仲間入りを果たすことができない。裸一貫で成りあがる話にはリアリティがない。
韓国は家を守る意識が強く、そのために株式会社でさえ経営者は長子相続といった感覚が強いようだ。やたらと若い社長などがドラマに登場するのも、そうした背景があるものと思われる。

続きを読む


タグ:玉の輿
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

白い巨棟 [韓国ドラマ]

shiroikyotou.jpg山崎豊子の「白い巨棟」が韓国でリメイクされた。1900年代からみると隔世の感がある。この小説は1965年にサンディ毎日に連載された。私も夢中で読んだが、当時は医療過誤の裁判で患者側が勝つなどということはほとんどなかった。医療知識が医師の側に独占されていたからだ。だからこの小説の1部は患者側敗訴で終わっている。当時の現実を反映したものだったらしい。しかし、読者から要望が殺到し、第2部が書かれることになる。読者としてもこれでは溜飲がおりなかったのかも知れない。
このドラマが韓国でリメイクされるのは韓国の医療界も同じような封鎖性をもっているのかも知れない。
2000年前は日本のドラマや原作があちらで放映されるということはまったくなかったが、ひとつ例外があった。アニメーションだ。アニメではデテールが明確でないので、多くのアニメが日本発信のものであることを隠したまま韓国で放映された。知人の在日の人の話によると、韓国に里帰りしてテレビのアニメを見、これは日本で作られたのものだよ、と言っても韓国人は信じなかったそうだ。隔世の感というのはこういうことだ。

続きを読む


タグ:アニメ
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

フォンタスティック・カップル [韓国ドラマ]

取り上げるドラマや作品が古くて申しわけない。新しいドラマのソフトを購入する余裕がないので、無料で見たもの、すなわち古い作品になってしまう。このドラマは確か2004年放送だったと思う。韓国ではこの年の各賞を受けているようだ。
話は、記憶喪失、身分違いの恋と使い古されたネタだが、キャスティングと台詞台本、演出が秀逸だ。一応簡単に紹介すると、記憶をうしなったセレブの超わがまま奥様と、当初仕返しのために、記憶がないことをいいことに彼女を家政婦がわりに使おうとした男が次第に恋におちるという、コメディだが、このヒロインを演じているハン・イェスルさんがいい。すました金持ち奥様の顔から、マッコリと聞くと、本当によだれをたらしそうな表情をすぐさま作って見せる。この変わり身がなんとも愉快で何度見ても飽きない。とりわけ第14話がお薦めで、このヒロイン、サンシル(チョ・アンナ)のすべての面を見せてくれ、エンディングの水中撮影の顔の表情で放映を切る手法は斬新だ。
カンジャもいい。でもこの人「オンニ」とサンシルを呼ぶが、どうみても年上だろう。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感
前の10件 | - 韓国ドラマ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。