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フォンタスティック・カップル考4(キャラ) [韓国ドラマ]

このドラマにはさまざまな魅力あるキャラクターが登場する。コン室長やケジュアジュマもいい。ケジュアジュマは一体どれだけの仕事をもっているのか、忙しい身である。チャン・チョルスも悪くない。サンシルワールドが始まると、演技を押さえるオ・ジホにも好感がもてる。しかしなんといっても嚆矢は、カンジャであろう。
この役者さんの名前も知らないが、なんだかミュージカルの舞台俳優だったらしい。みごとなはまり役といってもいい。このドラマは彼女なしでは泡の抜けたビールになってしまったろう。しかしこれだけはまると、役者にとっては痛し痒しだろう。この方はこの後うれたらしいが、やはりカンジャ的な役を要求されるようだ。それはそうだろう。わたしも彼女を見るとカンジャが見たくなる。
カンジャは、「ついてくるな」、「ともだちじゃない」というサンシルの後を、しつこく追いかけまわす。それには理由がある。カンジャにとってともに常識を超えてくれるチングを初めて見つけたのだから。それはもう、多少嫌われるぐらいで諦めるわけにはいかない。一生の親友を得られるか否かの瀬戸際なのだから。
それだけに記憶を取り戻し、常識のもとに帰ったチョ・アンナ(サンシル)が逃げ出そうとするときに、カンジャの超常識だけが物語りを展開させる。しかしサンシルの心を取り戻すことのできなかったカンジャが自ら「オンニ・行かなきゃならないのなら行きなさい」と送り出すのが悲しい。明日からまたたった一人で、常識世界から排除されて、バスを見送り、コスモスの花びらをちぎりながら雪を待たなければならないのだ。こんな人は昔の田舎には必ずいた。今では社会から見えないところに閉じ込められたり、隔離されているからわれわれが見ることができないだけなのだ。

タグ:カンジャ
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