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白い巨棟 [韓国ドラマ]

shiroikyotou.jpg山崎豊子の「白い巨棟」が韓国でリメイクされた。1900年代からみると隔世の感がある。この小説は1965年にサンディ毎日に連載された。私も夢中で読んだが、当時は医療過誤の裁判で患者側が勝つなどということはほとんどなかった。医療知識が医師の側に独占されていたからだ。だからこの小説の1部は患者側敗訴で終わっている。当時の現実を反映したものだったらしい。しかし、読者から要望が殺到し、第2部が書かれることになる。読者としてもこれでは溜飲がおりなかったのかも知れない。
このドラマが韓国でリメイクされるのは韓国の医療界も同じような封鎖性をもっているのかも知れない。
2000年前は日本のドラマや原作があちらで放映されるということはまったくなかったが、ひとつ例外があった。アニメーションだ。アニメではデテールが明確でないので、多くのアニメが日本発信のものであることを隠したまま韓国で放映された。知人の在日の人の話によると、韓国に里帰りしてテレビのアニメを見、これは日本で作られたのものだよ、と言っても韓国人は信じなかったそうだ。隔世の感というのはこういうことだ。

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タグ:アニメ
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死んだら殺してやるから [民族性]

お気に入りドラマ「ファンタスティック・カップル」が再びヤフーで無料配信されているので、興味のある方は見てほしい。
その7話で、チャンチョルスに恋ごころを持ちはじめたサンシルが彼にいう。
「死なないで。死んだら殺してやるから」
これがおもしろい。おそらくひどい目にあわせるぐらいの意味なのだろうが、とにかくよく「チュゴ」が出てくる。
おなじく7話では
「一度死んでみれば」
などとむちゃなセリフもある。
この慣用をちゃんと研究すると、韓国人の死生感がわかるのではないだろうか。

ついでに、ここに出てくるコッスンという器量の悪い頭も悪そうな犬もいい。サンシルに「ケ」(犬)としか呼ばれず、散々いじめられるのだが、サンシルを見るとシッポを振っているのがいじらしい。彼の気持ちはどうらやカンジャだけが知っているようだ。
チュゴッタミョン チンチャ チュゴトアララ。
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チェ・ジンシル法? [民族性]

news.jpg女優のチェ・ジンシルさんが、ネットの書き込みのために自殺した事件をニュースで見た。どこかで見た方だなと思って調べて見たらやはりドラマに出ているのを見たことがあった。このことから、ネットの規制を与党ハンナラ党が検討しているらしい。しかし法案の名称にジンシルさんの名をつけることは、遺族の意向で諦めたようだ。
以前から電脳社会韓国のネットの書き込みの過激さは話題に上がっているし、そのために自殺した有名人も多くいるようだ。しかし、だからネットを規制するというのは話のすじがおかしい。
問題の根底は手段ではない。匿名で人を傷つけるような書き込みをしていいのかどうかということだ。ネットは手段にしかすぎない。ネットがなければ、出版・張り紙・チラシ、手段はいくらでもあるのだから。
更にもうひとつ。匿名の中傷など意味がなく、下品で無礼なだけだ、という社会的コンセンサスが必要な気がする。そうした状況であれば、愉快犯に近い、過激な書き込みは孤立するだけで意味がなくなる。そうした熟した状況になるには時間が必要なのだろうか、あるいは民族性なのだろうか。
また物事には二面性があることも忘れてはならぬ。ネットによって韓国の政治への若者の影響力が大きくなり、ダイナミックな政変を可能にしたのも事実だ。与党の法案にはこうした背景もあってきな臭いのだ。

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かわいいハングルマル [ことば]

ドラマなどを見ていると、教科書や文法書にないような表現がいろいろと出てきておもしろい。例えば女性が「アネッコヤ」(だめなの)などというと可愛い感じがするが、男性には似合わない。可愛いというとキスは「ポッポ」というから、「ポッポジュレ」(キスして)と言いやすい気がするがどうだろう。学生時代サンスクリットをかじって最初に覚えて単語が「チュチュンパ」だった。キスのことだ。典型的なコピーキャッツワードで、これなら忘れようがない。
今気にいっているのは、「~ドン」という言い方で、いいわけや軽い理由などに使うようだ。都会的で若者中心のことばのようだ。「テッコドン」(結構だから)などと使うが、一度使ってみたい。
韓国の男はチュクチュクパンパンがお好きなようで、なんと訳したらよいのか、グラマーな女性のことらしい。それで必ずそういう役割の女優さんが出てくる。女性からいい男のことは「キンカ」というらしいが、これは「キングカード」から来ているらしい。如何にもという感じなので、ほんとに使うのか注意していたらドラマのセリフに出てきた。

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タグ:ハングル
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ラストサムライ [歴史]

映画「ラストサムライ」で渡辺謙演じた勝元は、勤皇のために闘い、参議という要職にありながら最後には新政府に対して反乱をおこす西郷隆盛がモデルとされている。映画にはでてこないが、この西郷が下野するきっかけは、彼の主張する征韓論が受け入れられなかったと歴史では教わる。前々からここが理解できなかった。
実はこれには異論があり、西郷は朝鮮への派兵にむしろ反対したのだという。居留民保護を理由に派兵を主張したのは、同じく参議である板垣退助らであり、西郷は派兵に反対し、自身が大使として朝鮮に赴くと主張した。つまり西郷の主張は。征韓論というより鎖国状態にあった朝鮮に開国をすすめるために自らが朝鮮に赴く、むしろ「遣韓論」と言うべき考えであったとも言われている。しかし大久保利通、岩倉具視・木戸孝允らは時期尚早としてこれに反対、遣韓は実現できなかった。
後に西南の役で反旗を翻した西郷であるが、明治天皇は西郷を最後まで愛し、その死をいたく悲しみ、冠位を与え名誉回復を図っている。しかし靖国神社はいまだ西郷を合祀していない。国賊であるからだ。合祀される方が迷惑かもしれないが。
征韓論によって、西郷が韓国の宿敵のような扱いがされているなら、これも名誉回復が必要ではないだろうか。

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タグ:征韓論
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また裏切られたか、プラハの恋 [民族性]

pihwqqw.jpgカンヌで賞を受けた女優チョン・ドヨンさん(この人は童顔なのでかなりのお歳だと思うが、まだアガシ役ができる)演ずる大統領の令嬢ユン・ジェヒと、キム・ジュヒョクさん演ずる無骨で無口、シャイな刑事チェ・サンヒョンの恋物語なのだが、このサンヒョン氏が問題なのだ。
ドラマを見ている限り、この人のキャラクターは上記したように日本人によく似ており、それだけ親近感もわくのだが、やはり油断は禁物だった。
ヨン様のように雪の中にパンジーなど入れるようなことはするまいと思っていたが、それではやはり韓流ドラマは成立しないらしい。「あなたを愛する」というフレーズを世界のさまざまな言語で書き出した紙を壁に一杯張って、プロポーズするシーンがでてくる。ああまた裏切られた。やっぱりおまえも東洋のイタリア人かという感じ。

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タグ:プロボーズ
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やっぱり駄目か、パッチギ love & peace [文化]

映画「パッチギ」にすっかり魅了され、その感激があまりに大きかったため、続編に失望させられる不安があり、これまで見なかったのだが、その不安は的中した。
残念ながら「パッチギ love & peace」はどうしようもない駄作だった。一言で言えば、どこでも泣けない。一作目が何度見ても涙を止めようがないのに、この落差はなんだろう。
多くの俳優を使っていてもそのキャラクターをまったく生かしきれていない。
民族差別やおごる日本民族意識の描き方が類型的、観念的で感情移入できない。それゆえ一作目では言葉で説明することの必要なかった悲哀をセリフにしなければ展開がもたない。「どうして朝鮮人にうまれたの」・・・。言葉に出したら終わりだ。
難病の設定もとってつけたような感があって焦点をあいまいにしただけだ。
一作目ではそれなりの必然性と民族問題の他にどうしようもない青春のエネルギーのはけ口を描いたけんかシーンも、この映画では悪い日本人の、朝鮮正義派による征伐という構図でしかない。一作目の偏見もないが、定見もない康介のような、ある意味の日本人像がまったく描けていない。
一作目はフィクションとはいえ、それぞれの場面に松山猛などの経験による現実感が息づいていたが、これは所詮作りものというお里を自らさらしている。音楽の加藤和彦も一作目と異なって気が入っていない。
期待が大きすぎたのだろう。それだけ失望への揺れ返しが大きい。しかし期待を作ったのは井筒監督だ。続編の難しさだけを示した。

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タグ:戦闘シーン
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あちらは大陸 [地理]

結局北京オリンピックも、メダル獲得数は韓国に水を明けられて終わった。韓国もやるものだが、日本もすっかり余裕をかますお国になったようで、ハングリー精神で負けている。とりわけ、選手村ではなく高級ホテルに寝泊りしていたプロの選手のふがいなさと対象的に女子を中心とする実業チームの活躍がひかった。
それはさておき、昔、ネパールに行ったとき、ラットナ公園というカトマンズの中心にある公園から、ロンドン行きというバスが出ているのを見て、改めて大陸というものを認識した。韓国は半島とはいえ、パリと地続きの地にある。一方こちらは「極東」という、西欧的な地理観からすれば、世界の果てに浮かんでいる。この差は大きい。日本の歴史では外国といえば中国であり、天竺は観念にしかすぎなかった。大志をいだきインドまで行こうとした僧はいたようだが、消息は不明だ。それに対して朝鮮からは歩いてヨーロッパまで行けたのだ。

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タグ:プサン 大陸
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負けてるぞおい [スポーツ]

ソフトボールと女子サッカーの日本チームの活躍は、すばらしかったが、現在時のメダル総数では、僅差で日本は韓国に負けている。これから逆転するからも知れないが、単純に比較できない。まず韓国は人口約4300万人だから、日本の半数にも満たない。それだけ選手層の裾野が狭いということだから、それでもこの結果はすごい。日本で例えれば、糸魚川静岡構造線あたりから西だけの人口でやっていることになる。オリンピックで強いのは中国に代表されるように人口が多く選手層が厚い国か、アメリカに代表される協議への投資が潤沢にできる国である。それから考えると経済発展目覚しい韓国であるが、選手層では決定的に不利なのだ。加えて男子には2年間の徴兵制度がある。この点日本の選手の方が有利なはずである。

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間合い [慣習]

このあいだ韓国ドラマを見ていたら、若いお嬢さんがタクシーを捕まえ、当たり前のように助手席に乗っていくシーンがあった。男がそうするシーンは何度か見たので、タクシーの助手席にのることは知っていたが、若い女性までと思って少し驚いた。
韓国で発売されている日本観光の手引きには、日本では人と人の間に一定の空間をとる習慣があるので、必要以上に人に近づきすぎないようにとの注意が書き加えてあるそうだ。
そういえば、ドラマを見ていてもあちらでは家族同士のスキンシップやハグが多いし、大人の兄弟がひとつの布団で寝ていたりする。人と人の間合いは密接なようだ。

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タグ:タクシー
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外国人監督 [日韓関係]

スポーツは苦手な方なので、これまであまり知らなかったが、さすがにオリンピックで各種競技を見てみると、監督やコーチに外国人を招聘しているチームが増えてきたようだ。がちがちのナショナリズムで国家威信のためにメダル獲得競争をするようなことも、昔ほどではなくなったし、強くなるなら民族にこだわらずに指導をあおぐという合理的な考え方が台頭してきたせいだろう。
これはなかなかいいシステムで、例えば女子バレーのアメリカチームは中国の人だが、このロウヘイさんは中国でも英雄あつかいだから、アメリカチームの応援をする、中国人も増えたようだ。米中の試合になれば、どちらが勝っても中国の人は自慢ができる、知っているだけでも日本の体操のコーチは中国人だし、日本人が監督する外国チームもあった。

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漢字のハングル読み [ことば]

仕事の繁忙期で、しぱらくアップできなかった。多少この状態が続くので、以降は毎日アップは難しい。
さて、ハングル語も日本語と同様に、抽象名辞を中心として単語は多く漢語から取り入れている。約70%というから日本語に取り入れられた漢語より多い。日本語はこの漢語を、漢音、呉音、唐宋音にわけて読み、(「行」は、この順番で、コウ・ギョウ・アンと読む)さらに訓といい、大和言葉は当てはめて読む(「行」はいく・おこなう、の類)ので、ひとつの漢字で多くの読み方ができる。たしか「生」など80通りの読み方があったと思う。ところがハングルは一つの単語にたったひとつ。約80ぐらいの例外を除いて、一つの漢字はひとつの読みしかない。その読み方は日本漢語の種類で言えば、唐宋音に近いようだが、いずれにせよ、やはり日本漢字音より本来の中国語の発音に近いようだ。

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本家争い [文化]

前記したクムドもそうだが、日韓の一部の人の間では文化の本家争いがある。ーこれはこちらから教えたことだ。否こちらが先に作ったのだーという類である。
結論からいうと、あまり意味のないことではないだろうか。調べるほど朝鮮からの渡来人は多い。その人たちからいろいろ学んだのは間違いがないだろうと思う。しかしその知識・技術は朝鮮本来のものばかりだろうか。大陸の知識や技術に負うところも大きいはずだ。また日本側だが、日本人の特性として独創性や基礎研究の部分では弱いところがある。ノーベル賞の受賞数が奇しくもそれを示している。しかし応用・改良には長けていて、それが経済大国の礎にもなった。

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タグ:漢字 中国
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クムド [文化]

オリンピックである。日本も昔日の勢いがない。柔道も本家ながら世界には強い人が育っているようで、なかなかメダルも難しい。しかしそれは日本文化が広まっていることでもあるから一面では喜ばしいことかもしれない。
しかし、メダルはほしい。いっそ日本人しか勝てない競技、おしくらまんじゅうとか、納豆早作り競争とかを無理やり増やしたらどうだろう。それは冗談にして、一つの可能性がある。剣道だ。
韓国には、この日本の剣道とほぼ同じコスチュームやルールの競技、クムドというものがあり、韓国ロビイストがこれをオリンピックに加えようと活動した経緯がある。これは剣道の剽窃やいなやの議論があるが、素人なので違う点から見てみたい。

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対馬藩の戦略その2 [歴史]

対馬藩は小大名で、しかも西軍に組したにも拘わらず、10万石の破格の待遇を幕府から受けている。すべてこの朝鮮貿易のためだ。日朝通商は通商使の扱いを含め、さまざまな経緯をへた。
どの回の通信使か、具体的な事実は失念したが、ある通信使の来日の際、正使が国書を直接幕府に渡すと言い出した。さあ対馬藩は困った。国書の改ざん・捏造が露見してしてしまう。とりあえず偽書はつくり、それを同行する人物にもたせ、隙を見て、本物とすりかえるように手配はしたが、正使は隙を見せない。そのまま江戸に到着し、明日将軍と謁見というところですり替えに成功した。スリルあふれる展開だったろう。ここらへんをハイライトにドラマを作ってみたい。

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タグ:柳川事件
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対馬藩の戦略 [歴史]

江戸時代、長崎出島を除いて一切の鎖国状態にあったと日本史で習うが、実は李氏朝鮮とは正式な国交があり、通商使が12回も来日しており、正使の江戸までの行列は、一般庶民が外国の文化に触れる唯一の機会として名物であったらしい。
この日朝貿易を実質担ったのが対馬藩である。対馬藩は従来から元寇もふくめて、外国、とりわけ朝鮮との関係が深い。また藩内の土地は痩せ、日朝貿易が藩財政の要であった。よって秀吉の朝鮮出兵にも反対している.
時代は江戸に変り、日朝間では慶長条約(己酉約条)が慶長14年(1609年)に締結され、国交回復が成立した。秀吉の出兵からたった12年ほどしかたっていない。対馬藩はプサンにも倭館をおいて日本の出先機関を常駐させたり、日朝貿易に対する努力と苦心が感じられる。また朝鮮側にも日本との通商が必要な事情があったのだろう。 異常なほどの早さで国交を回復している。

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部の民 [歴史]

中国からの文物の招来は、遣隋使や遣唐使という公式な国家行事であったために歴史に記録が残ったが、朝鮮からの文化の招来は無名の人たちの渡来で伝わったために歴史に記録がほとんどない。庶民の生活文化、稲作、鋳鉄、縫製などは、多くの朝鮮テクノラートによって伝えられたと推測できる。
現在日本の姓で「部」がつく名字を考えてみると、服部・海部・園部・渡部・綾部・神部などが思いあたるが、部の前の漢字は、すべて何らがの技術を示していることに気づく。これらは部の民と称されるが、おそらく朝鮮から渡来したテクノラートに由来すると考えられる。同名の地名が京都周辺に多いのも、そうした技術者集団の居住地を伝えてものではないだろうか。

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タグ:渡来人
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韓国人がほめた日本人の特性 [文化]

韓国の方から日本人の美点を聞いたことがある。その方によれば、日本人は多くの人が花や植物、犬や猫の種別やその名を知っている。韓国人はそうした種別の名前など覚えようとはしないで、花は「コッ」、木は「ナム」で済ましてしまうというのだ。
言い換えれば、とりわけ仕事や試験に役だたない知識なのだが、それを覚えるところに余裕というか、優雅さというか、そうしたものが日本人にはあるということなのだろう。
前記のサンシルが犬を「ケ」と呼ぶのは演出なのだろうが、日本ではそうした演出の発想もないだろう。確かに日本人は犬という単語よりスピッツとかコリーとかの種別名を口に出すことが多いようだ。
これはおそらく韓国の厳しい受験制度が起因しているのではなかろうか。

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タグ:ナム コッ
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ペット事情 [慣習]

フォンタスティック・カップルのサンシルは最後まで、コッスンという名の犬を「ケ」(犬)としか呼ばず、記憶がもどってからはかつての愛猫を「プリンセス」と人のような名前までつけて可愛がる。その落差がまた面白いのだが、このような愛猫家は韓国では少数派のようだ。
昔ハングルを習っていた韓国人のソンセンニン(先生)の話では、日本の化け猫伝説のようなものがあって、韓国ではあまり猫をペットにする人は多くないということだ。弟も渡韓したときほとんど猫の姿を見なかったという。
一方犬はペットとして人気だが、かの地には犬を食べる習慣もある。

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タグ:ペット
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フォンタスティック・カップル [韓国ドラマ]

取り上げるドラマや作品が古くて申しわけない。新しいドラマのソフトを購入する余裕がないので、無料で見たもの、すなわち古い作品になってしまう。このドラマは確か2004年放送だったと思う。韓国ではこの年の各賞を受けているようだ。
話は、記憶喪失、身分違いの恋と使い古されたネタだが、キャスティングと台詞台本、演出が秀逸だ。一応簡単に紹介すると、記憶をうしなったセレブの超わがまま奥様と、当初仕返しのために、記憶がないことをいいことに彼女を家政婦がわりに使おうとした男が次第に恋におちるという、コメディだが、このヒロインを演じているハン・イェスルさんがいい。すました金持ち奥様の顔から、マッコリと聞くと、本当によだれをたらしそうな表情をすぐさま作って見せる。この変わり身がなんとも愉快で何度見ても飽きない。とりわけ第14話がお薦めで、このヒロイン、サンシル(チョ・アンナ)のすべての面を見せてくれ、エンディングの水中撮影の顔の表情で放映を切る手法は斬新だ。
カンジャもいい。でもこの人「オンニ」とサンシルを呼ぶが、どうみても年上だろう。

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